こんにちは。サンパチです。
『牛刀包丁ってどんな包丁なの?』
とそんなあなたに
これらについて詳しくお伝えしていきますね。
これでバッチリ牛刀包丁のことがわかると思います!
ぜひ最後までご覧くださいませ♪
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牛刀包丁とは?
まずは『牛刀包丁とはどんな包丁なのか?』から解説していきますね。
牛刀ってことは牛肉専用の包丁なのかな…?
日本で西洋料理が広く食べられるようになったのは明治時代からと言われてるんですが、西洋料理の広がりとともに、それまで使われていた和包丁とは別に、洋包丁(西洋包丁)も使われるようになりました。
洋包丁は主に肉(牛肉)を切るのに使われたため、洋包丁のことを一般的に牛刀包丁と呼ぶようになったんですね。
でも牛刀包丁は牛肉専用の包丁と言うわけではないんですよ。
実は牛刀包丁は、野菜でも魚でも肉でも果物でも何でもさばける『万能包丁』なのです。
日本の万能包丁と言えば三徳包丁が一般的ですが、西洋では万能包丁と言えば牛刀包丁のことを言います。
余談ですが、三徳包丁は牛刀包丁と日本の菜切り包丁をかけ合わせて作られたと言われてるんですよ。
明治頃に牛刀包丁が日本で使われるようになったのがきっかけで三徳包丁が生まれました。
牛刀包丁は三徳包丁の産みの親と言えますね。
牛刀包丁の特徴
ではここからは牛刀包丁の特徴について見ていきましょう。
牛刀包丁の特徴は3つあります。
- 刃渡りが長い
- 刃先が鋭い
- 刃のカーブ
これら3つの特徴を詳しく解説していきますね。
特徴1:刃渡りが長い
牛刀包丁は刃渡りが長めです。
三徳包丁と比較してみましょう。↓
三徳包丁の刃渡りは16cm〜18cmが基本ですが、
牛刀包丁の刃渡りは18cm〜36cmまであり、刃渡りが長めになってるんですよ。
特徴2:刃先が鋭い
牛刀包丁は刃先が鋭くとがっています。
三徳包丁と比較してみましょう。↓
三徳包丁の刃先はまるっこいのに対して、牛刀包丁の刃先はとんがってるのがわかりますよね。
特徴3:刃のカーブ
牛刀包丁は刃にカーブがついてます。
三徳包丁と比較してみましょう。↓
三徳包丁の刃は、刃元から刃先にかけて直線に近いカーブになっているのに対して、
牛刀包丁の刃は、刃元からすぐにカーブしてますよね。
牛刀包丁と三徳包丁を重ねてみると刃のカーブの違いがもっとわかると思います。↓
以上が牛刀包丁の特徴です。
牛刀包丁の特徴がわかったところで、次に牛刀包丁の使い方を見ていきましょう!
牛刀包丁の使い方
ではここから牛刀包丁の使い方を解説します。
まずは牛刀包丁が『どんな食材を切るのに適しているのか?』を見ていきましょう。
牛刀包丁は肉、魚、野菜、果物なんでもOK!
牛刀包丁は、肉でも魚でも野菜でも果物でも ほとんどの食材を切るのに適しています。
牛刀包丁は1本でなんでもできる万能包丁なのです。
でもそれって三徳包丁と同じだよね?
確かに牛刀包丁は三徳包丁と用途が同じですね。
用途は同じですが、牛刀包丁と三徳包丁を比較すると、それぞれに適した使い方の違いがあるのです。
では次にその使い方の違いを詳しく解説していきますね。
三徳包丁は突き切りに最適
まずは三徳包丁が得意とする使い方(切り方)から見ていきましょう♪
三徳包丁は突き切りに最適です。
【 突き切りとは? 】
包丁の刃をまな板と平行にしながら前方に突くように切る方法です。
実際に動画で見てもらった方がわかりやすいですね。↓
三徳包丁は刃の直線を生かした『突き切り』に最適なんです。
牛刀包丁は押し切り/引き切りに最適
では次に、牛刀包丁が得意とする使い方(切り方)を見ていきましょう♪
牛刀包丁は押し切り/引き切りに最適です。
【 押し切りとは? 】
包丁の刃先をまな板に付けながら、刃のカーブを使って前方に押し出すように切る方法です。
【 引き切りとは? 】
包丁を振り上げて、手前に引くようにして切る方法です。
実際に動画で見てもらった方がわかりやすいですね。↓
牛刀包丁は刃渡りの長さと刃のカーブを生かした『押し切り/引き切り』に最適なんです。
下の表に牛刀包丁と三徳包丁の切り方やさばき方を軽くまとめてみました。
切り方/捌きかた | 牛刀包丁 | 三徳包丁 |
突き切り | ○ | ◎ |
押し切り | ◎ | ○ |
引き切り | ◎ | ○ |
刺し身を引く | ○ | △ |
アジなどの小型の魚を捌く | ◎ | ○ |
タイなどの中型の魚を捌く | ◎ | △ |
ブリなどの大型の魚を捌く | ◎ | ☓ |
肉の筋取り | ◎ | ○ |
上記はほんの一例ですが、三徳包丁よりも牛刀包丁のほうが切り方や捌ける食材の種類が多いですね。つまり三徳包丁よりも牛刀包丁の方が万能度が上なんです。
確かに三徳包丁でも魚をさばけますが、牛刀包丁のほうが圧倒的に魚をさばきやすかったりしますね。
そんな超万能な牛刀包丁ですが、もちろんデメリットもあります。
次に、牛刀包丁のメリット/デメリットを見ていきましょう。
牛刀包丁のメリット・デメリット
ではここから、牛刀包丁のメリット・デメリットをお伝えします。
まずはメリットから…
牛刀包丁のメリット
メリットはこれです。
- 大きな食材を切りやすい
- 魚をさばきやすい
- 柔らかい食材をスライスしやすい
これらのメリットをもう少し詳しく見ていきましょう。
大きな食材を切りやすい
牛刀包丁は刃渡りが長いので大きな食材を切りやすいです。
野菜でいうとキャベツや白菜、あとはカボチャなんかもザクザクいけます。
魚でいうとアトランティックサーモンのような大きな魚とかでもサクサク切れます。
肉で言えばトンカツ用の大きなブロック肉なんかでも余裕ですね。
もちろん『大は小を兼ねる』なので玉ねぎ、きゅうり、じゃがいもなど普通サイズの食材や、
にんにく、生姜などの小型の食材でもとても切りやすいです。
魚をさばきやすい
牛刀包丁は魚をさばきやすいです。
牛刀包丁って、魚を捌くのに特化した出刃包丁に形が似てるんですよね。
なので魚をさばきやすいのです。
『出刃包丁と牛刀包丁でどっちが魚をさばきやすいか?』と言われれば、 ぼくは出刃包丁に慣れてるので出刃包丁のほうが良いと言うのが本音ですが、それでも牛刀包丁でも快適に魚をさばくことができますよ。
Youtubeを見てると牛刀包丁で魚を捌いてるのを目にしたりしますしね。
牛刀包丁で大根の桂むきと、カンパチの三枚おろしをしてる動画です ↓
牛刀包丁でサーモンをさばいていく動画です↓
柔らかい食材をスライスしやすい
牛刀包丁は柔らかい食材でも楽に切れます。実は包丁の切れ味は硬い食材よりも柔らかい食材を切るときにこそ求められます。
牛刀包丁って刃渡りが長めなので、その長さを利用してスーッと食材を潰さずに切ることができるんです。
ローストビーフを薄切りにしたり、お刺身を切ったりするときにも使いやすいんですよね。
牛刀包丁のデメリット
では次に牛刀包丁のデメリットをお伝えしていきますね。
デメリットはこれ →『狭いキッチンでは使いにくい』です。
牛刀包丁は刃渡りが長めの包丁ですので、狭いキッチンでは使いにくいんですよね…
キッチンが狭い場合、刃渡りが短めな三徳包丁を使うほうが良いでしょう。
以上、牛刀包丁のメリット・デメリットでした。
では次に牛刀包丁に関するよくある質問を見ていきましょう。
牛刀包丁に関するよくある質問3つ
① 家庭用で使いやすいのは牛刀包丁と三徳包丁どっち?
結論:使いやすさはキッチンの広さによりますね。
キッチンがすごく狭いと、サイズが大き目な牛刀包丁は使いにくいです。お手頃サイズな三徳包丁の方が使いやすいでしょう。
しかし、普通の広さのキッチンや大きめのキッチンなら牛刀包丁が断然使いやすいです。
② 牛刀包丁と三徳包丁どっちがおすすめ?
包丁の使い方の右も左もわからないようなお料理初心者さんには三徳包丁がおすすめですが、少しでもお料理経験がある人には牛刀包丁がおすすめです。
三徳包丁でできることは全て牛刀包丁でできますし、三徳包丁が苦手とするものでも牛刀包丁ならできる場合が多いですから。
牛刀包丁を使った方が切れる食材の幅が広がるので、料理の幅が広がりますよ♪
③ 牛刀包丁を買うタイミングは?
包丁での食材の切り方に慣れてきたなら牛刀包丁の購入を考えて良いと思います。
普通のご家庭では最初の1本はみなさん三徳包丁を買う方が多いですが、それでいろんな料理を作っていくうちに包丁の使い方に慣れてきますよね?そしたら牛刀包丁を買うタイミングですね!
三徳包丁からのレベルアップとして牛刀包丁を購入するのがタイミングとしてベストでしょう。
牛刀包丁はプロにも人気!
牛刀包丁は、別名”シェフナイフ”とも呼ばれており、一流レストランから街の食堂まで、日本のみならず世界中の様々な飲食店の調理場でも使われている包丁です。
牛刀包丁はプロの料理人にも大変人気の包丁なんですよ。
もちろん普通のご家庭でも牛刀包丁は使われてますし、ぼくも使ってます。
もしまだ牛刀包丁を使ったことがないなら、ぜひ使ってみてほしいな。
確かに三徳包丁が1本あれば、普通のご家庭ならそれ以外の包丁は必要ないかもしれませんね。
でも牛刀包丁はプロの料理人が使ってるだけあって、めちゃめちゃ良いんですよね。
いちど牛刀包丁を使ってしまったら、もう三徳包丁には戻れなくなるかも…?!
それくらい牛刀包丁はとっても便利で使いやすいんです♪
では最後におすすめの牛刀包丁をご紹介します。
おすすめの牛刀包丁
ここからはサンパチおすすめの牛刀包丁をご紹介していきますね。
グローバル:G-2
- 『ハマグリ刃』による切れ味がとても良い
- 家庭用としては最強クラスの耐久性
- メンテナンスサポートがしっかりしてる
まず言いたいのが、『グローバルの包丁は切れ味がとっても良い』です。
”ハマグリ刃”と言われる特殊な刃つけがバッチリ施されてるんですね。だから切れ味がめちゃめちゃ良い!
あとはブレード一体型ハンドルは、耐久性や堅牢製にも優れてるんですよ。
ぼくはグローバルの牛刀を手にして、もうかれこれ3年ほどになりますが、まだまだ余裕でバリバリに活躍してくれてます。(中にはグローバルの牛刀を15年以上使ってる人もいるんですよ!)
お値段は1万円程と安いとは言えませんが、大事に使えば一生ものの最強の牛刀包丁だと断言できますね。
恵比寿刃 hana 牛刀包丁
- 美しく芸術的
- 高級ステンレス刃物鋼(VG-10)を使用
実は僕この包丁も持ってるんですが、恵比寿刃 hana の牛刀包丁はとにかく美しい!
ブレード(刃)には優美な”ダマスカス波紋”が施されており、ハンドルには”天然ホワイトオーク”を使用してるんですが、
このデザイン性の高さが所有する喜びを与えてくれるんですよね。
美しい包丁を持ってるだけで料理が楽しくなると言うのは本当ですwww
切刃には高級ステンレス刃物鋼の”VG-10”を使用しててその切れ味に期待してたんですが、ぶっちゃけ最初の切れ味はグローバルの包丁には劣るかな…
でも自分でちょっと研いだら物凄い切れ味に仕上がりました!さすがVG-10って感じです。
包丁を持った感じの重心も良いですし、天然木ハンドルの柔らかな握り心地もとっても良くて、長時間の使用でも疲れにくい包丁ですね。
スミカマ 霞チタニウム剣型包丁(牛刀包丁)
- 切れ味が凄い
- 軽くて操作性バツグン
- チタンコーティングでサビに凄く強い
ぼくはこの包丁も使ってるんですが切れ味が素晴らしいです。体感的にはグローバルの包丁と同じかそれ以上に切れますね。
この包丁の特徴の1つが軽さなのですが、軽くて使いまわしがめちゃめちゃ良いです。
あとこの包丁は、有名Youtuberの方がこれ1本で大きな魚を捌いて刺し身にまでしてたりするんですよ。(ぼくは万が一の刃欠けが怖くて魚を捌くのには使いませんが…)↓
チタンコーティングされた包丁はサビにめちゃめちゃ強く、そしてキラキラして凄くかっこいいんです!
まとめ
牛刀包丁とはどんな包丁なのかお分かり頂けましたでしょうか?
三徳包丁を万能包丁とするならば、牛刀包丁は超万能包丁となりますね。
三徳包丁からのステップアップとして牛刀包丁はすごくおすすめです。
お料理好きな方にはぜひとも使ってほしいですね。