こんにちは。サンパチです。
『一人暮らしを始めるにあたり包丁がほしいのだけど、どれが良いのかわからない。おすすめの包丁があたっら教えてほしい。』
とそんなあなたに、
元料理人( 元寿司職人 )のサンパチが、
について詳しくお伝えしていきます。
一人暮らしで自炊するための包丁が欲しいです。
包丁選びで失敗したくないです…
なんか良いのありますか?
わかりました!おまかせ下さい!
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一人暮らしにおすすめの包丁とは…?
一口に包丁と言っても、
牛刀包丁、柳刃包丁、出刃包丁、薄刃包丁などなど…
包丁ってめちゃめちゃ種類があって、どれが良いのかわからなくなっちゃいますよね。
では一人暮らし用におすすめの包丁は、どんな包丁が良いのでしょうか?
それはずばり…… 三徳包丁です。
へーそうなんだ。
でもなぜ三徳包丁がおすすめなの…?
それはですね、3つの理由があるのです。
1:日本の家庭で一番多く使われてる包丁は三徳包丁
日本の家庭で1番多く使われている包丁は三徳包丁と言われてます。
お料理初心者からベテランの方まで、多くのご家庭で三徳包丁が使われてるんですよ。
みんな三徳包丁を使ってるのか!でもなぜそんなに人気なのかな?
人気のワケはこれです ↓
2:三徳包丁は1本で何でもできる万能包丁なのです
そもそも三徳包丁は家庭用の万能包丁として作られました。
三徳包丁が1本あれば家庭料理の全ての切る調理(包丁が必要な調理)ができちゃうと言えるでしょう。
肉でも魚でも野菜でも果物でも、三徳包丁1本で全てカバーできます。
三徳包丁ってすごく便利な包丁なんだね!だからみんな三徳包丁を使ってるのか。
和食/中華/洋食と、三徳包丁が1本あればほとんどの料理を作れますよ。
3:一人暮らしの小さいキッチンには三徳包丁がベスト!
一人暮らしの小さいキッチンには包丁がたくさんあると邪魔なんですよね。
何か1本を厳選しなければなりません。
つまり、1本でなんでもこなせる三徳包丁がベストなのです。
他の包丁は三徳包丁の次でいい
三徳包丁が1本あれば、一人暮らしに他の包丁はほぼ必要ありません。
他の包丁は、三徳包丁の次に買い足せばいいでしょう。
例えば、
『三徳包丁よりも刃渡りが長い包丁を使ってみたい!』となったら牛刀包丁を買い足せばいいでしょうし、
『魚をさばくのに特化した包丁が欲しい!』となったら出刃包丁を買い足せばいいでしょうし、
『小さめのフルーツを切るなど、三徳包丁よりも細かい作業ができる包丁が欲しい!』となったらペティナイフを買い足せばいいでしょう。
とまぁこんな感じで、三徳包丁を使ってると他の欲求が出てくるときがあります。
そんな時に他の種類の包丁を買い足すのがベストですね。
もし最初に出刃包丁を買ってしまった場合、魚をさばくのには便利なのですが、家庭料理を出刃包丁1本で作ろうと思ったら大変です。
結局は三徳包丁を買うハメになると思います。
なので、一人暮らし用にまず購入するべきは三徳包丁がオススメなのです。
注意点:三徳包丁でも種類がいっぱいある
一口に三徳包丁と言っても、これまた種類がたくさんあります。
鋼の材質だったり、包丁の長さだったり、ハンドルの種類や形状、あとは価格もピンからキリまであります。
そこでここからは、
一人暮らしにおすすめの三徳包丁の選び方を重要度が高い順に3つのポイントで紹介していきます。
このポイントをおさえておけば包丁選びで失敗することは無いでしょう!
ポイント1:ブレードの材質(鋼材)
三徳包丁を選ぶときに1番重要なポイントとなるのがこれ。『鋼材をどれにするか?』です。
鋼材とは包丁の刃(ブレード部分)の材質と思って下さい。
この鋼材は種類によって
- サビやすかったり
- 欠けやすかったり
- 硬くて研ぐのが大変だったり
と色々あるのですが、
一人暮らし用の包丁を選ぶならサビに強く、お手入れカンタンで、切れ味が良い鋼材を選ぶのがベストです。
具体的なオススメの鋼材は『ステンレス』です。その理由はあとで詳しくお伝えしますね。
ポイント2:ハンドル
次に重要になるのがこれ。『ハンドルの形状』です。
一人暮らし用の包丁を選ぶ際には握りやすく操作性の良いハンドルを選びましょう。
デザイン性が強いハンドルはクセがあり扱いにくいので、最初は上記画像のようななるべくシンプルな形のハンドルを選ぶと良いですね。
ちなみにハンドルの素材(ステンレス製や木製など)は好みで選んでOKです。
ポイント3:口金
最後のポイントはこれ。『口金の有無』です。
口金があるとハンドルに水が入り込むのを防いだりしてくれるので、ハンドルの耐久性が上がったりといろいろ便利な役割を果たしてくれます。
ちなみに下記は口金が無い包丁です。
口金に関しては、正直なければ無いで問題ありません。あると便利なアイテムって感じですね。
ちょっと高価な包丁になってくると口金がついてたりします。
余談ですが、包丁で一番汚れが残りやすいのが ”ツバ” 部分です。
上記画像のように、ツバから口金にかけて段差がなく滑らかにつながってるものは、ツバの汚れを洗いやすいですよ。
以上、三徳包丁を選ぶ際の3つのポイントでした。
では次に、『一人暮らし用の包丁にはなぜステンレス製の三徳包丁がオススメなのか?』を解説していきます。
一人暮らしにはステンレス製の三徳包丁がおすすめ
包丁のブレードは大きく分けて
- 鋼製
- ステンレス製
- セラミック製
がありますが、
一人暮らし用の包丁はステンレス製の鋼材を使った三徳包丁がおすすめです。
理由は3つあります。
1:ステンレス製の三徳包丁は一番手入れがしやすい
ステンレス製の包丁はサビに強いので手入れが楽です。
(後述しますが、鋼の包丁はサビやすいです)
そして切れ味が落ちた場合のメンテナンス(研ぎ)も比較的かんたんにできます。
砥石を使って丁寧に研ぎ上げれば素晴らしい切れ味が何度でも蘇りますし、
シャープナーを使えばちゃちゃっと刃付けができちゃいます。
ステンレス製の包丁は非常に取り扱いが楽なんですよ。
2:ステンレス製の三徳包丁は切れ味が良い
ステンレス製の包丁は切れ味が良いです。
たしかに鋼の包丁と比べると切れ味は劣りますが、それでも凄くよく切れます。
鋼の包丁の切れ味を『物凄く良い』としたら、
ステンレス製の包丁の切れ味は『凄く良い』って感じです。
( ※ 最近では鋼の切れ味に匹敵するステンレス製包丁もあります。 )
ステンレス製の包丁は鋼の包丁よりも切れ味が劣るとは言え、十分に切れ味が良いので一人暮らし用の包丁におすすめです。
3:ステンレス製の三徳包丁はお手頃価格で手に入る
ステンレス製の包丁はお手頃価格で手に入ります。100円ショップで売ってる包丁もステンレス包丁ですし。
さすがに100円の包丁じゃあ切れ味は期待できませんが、3,000円ほどで十分良いものが手に入りますよ。
手入れが楽で、切れ味が良くて、お手頃価格で手に入る。こんな三拍子そろった包丁はステンレス製以外ありません。
なのでステンレス製の三徳包丁は一人暮らし用の包丁にめちゃめちゃおすすめなのです。
包丁選びでよくある質問5つ
ここで包丁を選ぶときによくある質問を5つ紹介します。
包丁の大きさは?
一人暮らし用の包丁を選ぶなら、基本的には 刃渡り16〜18cm の三徳包丁がおすすめです。
刃渡り16cmと18cm のどちらかで迷ったらどうするか?
そんなときは大きい方を選びましょう。『大は小を兼ねる』です。
大きめの野菜(キャベツ/白菜など)や、大きめの肉(ブロック肉など)を切る場合、刃渡りが長い包丁のほうが使いやすいです。
また、マグロやカツオなどのお刺身を引き切りする時も刃渡りが長い方が綺麗な刺身が引けますね。
とは言え、『うちはキッチンが狭いから普通よりちょっと小さめのまな板しか置けないんだよなぁ』と言う人は無理に大きい包丁を使う必要はありません。まな板の大きさに合わせて刃渡り16cmの三徳包丁を選びましょう。
もしくは、『私は手が小さいから一般的な三徳包丁では大きすぎる』と言う人は、刃渡り14〜15cmの小さめの三徳包丁(小三徳包丁)を選んでみましょう。
包丁の重さは?
一人暮らし用の包丁では軽めの包丁がおすすめです。
ずっしりと重たい包丁は、食材を切ってる間に手が疲れます…
例えば、重たい包丁を使ってリンゴの皮むきをする場合、リンゴ1個の皮むきを終える頃には手首がクタクタになってるかもしれません。
なので(固い食材を包丁の重さを使って大量にぶった斬るなどの)特殊な理由がない限り、普段使いの包丁は軽めなものがおすすめですよ。
ハンドルの素材はどれが良い?
ハンドル(柄)の素材は好みで選んでOKです。
基本的に包丁のハンドルは耐久性/耐水性に優れた素材でできています。
あえて耐久性の順番をつけるなら強い順に
ステンレス製→ 積層強化木→ 天然木
となりますね。
質問です!ステンレス製のハンドルって冷たくないの?
ステンレス製のハンドルはたしかに最初はちょっと冷たいかもしれませんが、すぐに手の温度に馴染みますよ。
ずっと冷たいってわけじゃないのでご安心ください。
セラミック製の包丁ってどうなの?
セラミックの包丁は切れ味がよくサビにも強く、良い包丁なのですが、1つだけ欠点があります…
それは、衝撃や ”ねじれ” に弱く欠けやすい包丁なのです。
カボチャなど固い食材を切ると刃こぼれする可能性がありますし、
包丁をぶつけたり落としたりした場合、かんたんに折れちゃうことも…
そしてセラミック包丁は普通の砥石では研げません。
切れ味が悪くなった場合、セラミック包丁専用のシャープナーを使うかメーカーに研ぎ直しを依頼するかになります。
このように、セラミック包丁は折れたり欠けたりしないように気を使う包丁ですので、
普通の調理で使うならステンレス製の三徳包丁がおすすめです。
鋼の三徳包丁ってどうなの?
鋼の包丁は切れ味が素晴らしく、良い包丁なのですが、1つだけ欠点があります。
それは… サビやすくお手入れが大変なんです。
レモンなどの柑橘類や〆鯖などお酢を使った食材を切るとあっという間にサビ始めます。
それから、鋼の包丁は保管にも気を使います。しばらく使わないで置いとくだけでもサビたりしますからね…
このように、鋼の包丁はすぐにサビるため扱いが大変です。
なので、一人暮らし用で使う包丁はサビに強いステンレスの包丁が断然楽なのでおすすめですね。
では次に、今までのポイントを踏まえて、一人暮らしにおすすめの包丁を紹介していきます!
一人暮らしにおすすめの包丁はこれだ!
ではここからは一人暮らしにおすすめの三徳包丁を紹介していきます。
ちなみにこれからご紹介する包丁は全て両刃のため右利き/左利き関係なくご使用できます。
最初は安い包丁でOK:お手頃価格で手に入る包丁3選
普段使い用の包丁なら、最初から高価なものを買う必要はありません。
3,000円ほどで良い包丁は手に入りますし、次に紹介していく包丁はどれも切れ味の評判が良く、サビに強いステンレス製の包丁です。
お手頃価格ながら、ちゃんとお手入れすれば何年でも使い続けていける包丁ばかりですよ。
では紹介していきますね!
ヘンケルス:ミラノα
オールステンレスで衛生的なヘンケルスの三徳包丁『ミラノα』です。
ハンドルデザインは握りやすい流線型で、とても理想的な形をしてます。
ツバからハンドルにかけては段差がない滑らかなつなぎ目となってるのもGood!
ちなみにこの三徳包丁は2種類の刃渡りが用意されております。
ヘンケルス ミラノαは、使いやすさ/洗いやすさ/切れ味を兼ね備えた、まさに理想的な三徳包丁と言えますね。
ヘンケルス:ロストフライ
ハンドルが握りやすく操作性がとても良いです!
気になるところをあえて上げるなら、ツバからハンドルにかけて段差があるのでツバが汚れやすいところかな…
とは言えちゃんと洗剤で洗えば汚れは落とせますし、コスパ最高の包丁であることは間違いないですね。
ちなみにヘンケルス ロストフライは、刃渡りが何種類かあるのであなたのキッチンサイズにピッタリの一本が選べます。
ぼくはヘンケルスのロストフライをかれこれ5年ほど愛用してますが、まだまだバリバリで使えます。安いのにほんとに良い包丁ですよ。
サンパチさん、あなたさっきこの包丁でズババババーってキャベツの千切りしてたよね!
ナガオ:燕三条 三徳包丁
こちらの包丁は『切れ味バツグン!』『こわいくらい切れる!』と高評価の1本です。
刃渡りは16.5cmのひとつだけなのがちょっと残念ですが、とは言えこの長さの三徳包丁であれば家庭料理では十分です。
そしてハンドルは見るからに使いやすそうな形をしております。
切れ味重視の方はぜひチェックしてみて下さいね。
良い包丁(高価な包丁)を選ぶと料理のモチベーションが上がる
安めの包丁でも十分良いのですが、高価な包丁は料理のモチベーションが上がるのは確かです。
関孫六:10000CL 三徳包丁
こちらの包丁は10,000円ほどとちょっとお高め。
高級ステンレス刃物鋼を使用した切れ味バツグンの三徳包丁です。
そしてピカピカに磨き上げられたブレードが美しい!
砥石やシャープナーは必須
シャープナーもしくは砥石は必須です。
どんなに切れ味が良い包丁でも、定期的に研がなければ切れ味が落ちてしまいます。
でも砥石で包丁を研ぐのは難しそうだね…
そこでおすすめなのが簡易シャープナーです。これがあればカンタンに包丁を研ぐことができますよ。
こちらのシャープナーは、ステンレスの三徳包丁であればメーカーに関係なくどのメーカーの包丁でも研げるのです!
まとめ
- 一人暮らし用の包丁は三徳包丁がおすすめ
- 三徳包丁のブレードはステンレス製がおすすめ
- 三徳包丁のハンドルはシンプルな形状がおすすめ
- シャープナーも一緒に揃えるのがおすすめ
以上、一人暮らしにおすすめな包丁の選び方とおすすめの包丁の紹介でした。
あなたの包丁選びのご参考になれば幸いです。